金太郎その2

さてさて、ひっぱりますよー。そして長いですよー。
まずは、ごめんなさい。確かに↓の話は「羅生門」のようです。大江山酒天童子が切り落とされたのは、首のようです。手じゃありませんね。

そしてそして。
金太郎=渡辺綱 ではありませんよ、事務局長。
金太郎=坂田公時 です。
坂田公時の幼名が「金太郎」なのですね。坂田公時は、頼光の四天王の一人です。渡辺綱も四天王の一人なので、同じ話の中に登場するのはおかしくないのです。
ちなみに頼光の四天王は、源頼光と伴に活躍した4人の家臣のことで、渡辺綱(わたなべのつな)、坂田金時(さかたのきんとき)、卜部季武(うらべのすえたけ)、碓井貞光(うすいのさだみつ)の4人です。

渡辺綱に左の腕を切り落とされた茨城童子を哀れと思った酒呑童子が旅の老婆に化け、腕を取り返しに行く」・・・これが「羅生門」です。
「若君や姫君をさらった大江山酒天童子を頼光が山伏に化けて退治に行く」・・・というのが「大江山酒天童子大江山の鬼退治」です。


まぁ、どちらにも大江山酒天童子が出てくる訳ですが。


私の頭の中では、「大江山酒天童子は酒でやられた。頼光は女でやられた」という印象が強かったのですね。というのは、大江山酒天童子は酒を飲まされて眠り込み、その間に縛られて首(手と勘違いしてたけど)を落とされる。そして女に化けて頼光から取り返す・・・。
二つの話がごちゃごちゃになってました。これじゃぁ前半は「大江山の鬼退治」で後半は「羅生門」ですもんねぇ。それに「茨城童子」なんて名前はすっ飛んでた。


気になって調べたので、正しいと思うんですが・・・。どうでしょうか、事務局長?


http://www2.tokai.or.jp/yayoi/e_night/e_night_ra/e_night_ra.htm